読了2025年12月27日 09:22



 雑誌の記事に、読んだことのない本が紹介してあると気になってしまいます。元々読書好きであらゆる分野を単行本、文庫、新書で読んできましたが、考えてみたら日本文学にしても世界文学にしても「つまみ食い」でまとめて読んだことはありませんでした。
 それならということで、実家にあった昭和時代に月1回の配本制度の日本文学全集と世界文学全集を読んでみようと思いました。

 多くの欠番の本はネットの古本屋さんで買って、新潮社の「新潮日本文学64」の64冊と、河出書房「世界文学全集グリーン版」第1集55冊と第2集、第3集の中から18冊の計73冊を揃えました。

 2014年11月から、主に寝る前の1時間ほぼ毎日読んで、このたび11年1か月かかって読み終えました。

 どの小説も読み始めたら面白く、その世界に入っていきましたが、特に「カラマーゾフの兄弟(ドフトエフスキー)」の「大審問」は、全集にはありませんがフランクルの「夜と霧」とともに、神の存在のとらえ方について深く考えさせられました。
 また「八月の光(フォークナー)」、「怒りのぶどう(スタインベック)」の差別問題、「静かなドン(ショーロホフ)」「誰がために鐘は鳴る(ヘミグウェイ)」の革命・内戦中の同胞間の争いなど、多くの視点を持つことが出来ました。「二都物語(ディケンズ)」、「レベッカ(デュ・モーリエ)」は推理物みたいに面白い物語です。
 まだまだ面白い本がたくさんありますが、きりがありませんので何かの機会に話せればと思います。

 日本文学では田宮虎彦さんという作家に巡り合えました。代表作の一つに「足摺岬」があります。文章の上手さや格調など思わずうなってしまいました。、私にとっては芥川、鴎外に匹敵する作家となりました。

 習慣になりましたので、読書生活はまだまだ続けようと思います。

このブログについて

なんだかんだのコラム

RSS